10日と11日に見た映画

クローバーフィールド HAKAISHA(10日)

遅ればせながら観てきました。
事前に仕入れていた情報では「『ブレア・ウィッチ』な怪獣映画」ということで、「あぁ、なるほどね」とか思ったのですが、そもそも「ブレア・ウィッチ」は観てなかったりします(自慢することじゃないと思う>自分)。
チケット買うときに劇場の人に「画面が揺れるので乗り物酔いのような症状が出る場合がありますが、大丈夫ですか?」と聞かれました。そんなこと聞かれる映画なんて初めてですよ。*1


主人公が民間人であっても何らかの形で怪獣の正体を知る機会があって、その怪獣を撃退するきっかけを作ったりするような都合のいい(?)ストーリーではなく、何かエラいもんがNYを襲撃して、エラいことになってるけど、それが何か分からないまま主人公達は行動をしないといけないという展開は、「平成ゴジラ1984も含め)」や「平成ガメラ」のシミュレーション的なリアルさとはまた違ったリアルさで面白かったです。


自由の女神を使った演出は、個人的には「猿の惑星」並のインパクトを受けました。


映画の設定自体が主人公達が撮影していたビデオの映像ということなので、カメラの視点≒観る側の視点ということもあり、臨場感は凄かったです。どっちかというと、怪獣映画というよりはパニック映画になるのかなぁ?とか今頃になって思ったり…(^^;
CoD4」とかで遊んでるからでしょうか、「乗り物酔いのような症状」はおこらずに済みました(笑)。

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(11日)

黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」を樋口真嗣監督がリメイク!!とはいうものの、「日本沈没」のこともあり(おい)期待半分不安半分で観たのですが…
ハラハラしたり、笑ったり、ちょっとジーンとしたりと、バッチリ楽しかったですよ!!
黒澤監督版を観たことがないので(自慢することじゃ(ry>自分)、アレやコレやと比べることなく素直に観られたのが良かったのかもしれません。


「『スター・ウォーズ(エピソードIV)』は黒澤監督版の影響を受けているよ」という話は何かで読んだ記憶があるのですが、今回の樋口監督版は逆に「スター・ウォーズ」っぽい演出があちこちで見受けられました。
椎名桔平さん演じる敵側の武将鷹山刑部が、艶ありの黒い鎧兜+黒い面頬当+黒いマントと、どう見てもダース・ベイダーです。本当にありがとうございました(死語?)




どちらも映画館の大きなスクリーンで観る価値のある作品だと思います。っていうか、どちらも少なくとももう一回は映画館で観ようと思ってます(^^;

*1:今になって公式サイト(http://www.04-05.jp/)にアクセスしてみたのですが、こっちでも一番最初にそういう内容の警告が出るんですね